2020年5月10日日曜日

2011/08/05-06 PHISH@The Gorge Amphitheatreへ行ったのはなんと9年も前!⑥

初日のショウについて

まずはセットリスト

2011/08/05 THE GORGE,George,WA
SET1:KDF,The Wedge,Gin,Nellie Kane>MFMF,Cavern>Tasete>Roggae>Walk Away,Funky Bitch,Roses>Bowie
SET2:BDTNL>Rock and Roll->Meatstick->Boogie Woman>Farmhouse>Show of Life>Julius>Caracter0
Encore:Loving Cup

もしも、セットのそれぞれオープナーの、KDFがAC/DC Bugだったり、BDTNLがDWDだったりしたら、98年くらいのセットリストだと思うかもしれないですね。


ここで「THE PHISH COMPANION 3RD EDITION」


このマニア本(笑)によりますと、
In the wake of the "Storage Jam" at the Super Ball Ⅸ,a slew of dark,spacey james where Page played the theremin followed.
Most notable was the debut of this style-8/5 "Rock and Roll" - but the 8/15 "Undermind" and the faster 9/4/11 "Piper" are also very intense.

storage jamをどう訳したら良いかわかりませんが、ジャムの格納庫って感じでしょうか。深くてスペーシーなジャム、そしてペイジがテルミンをプレイしている。これが8/5(この日のゴージ)のRock and Rollで初めて演奏された。(8/15のUndermind、9/4のPiperも同様に凄いらしい)

そう、というわけで、この日はなんと言ってもRock and Roll(ベルベットアンダーグランドのカバー)なのですね。テルミンを使ったとは、実は生ではよくわかりませんでした。まぁ、ペイジはあまり見ないしね(笑)。
とにかく、この素晴らしい演奏。ジャムが二重三重に変化して深く奥の方まで持ってってくれる。そして、もっともっと!!ってところで->Meatstick に続きます。こういうのが本当にPHISHの醍醐味ですね。

で、次のMeatstickですけど、イントロが始まった瞬間、何人かのPhanが良かったね!とわざわざ言いにきてくれましたね。そう、日本語の歌詞が出てくるからね。これもアガりますね〜。日本ツアーでのサービスというわけではなくて、本国でも日本語の歌詞でMeatstickの踊りをやってくれるのって本当にPHISHっぽいですね。素晴らしい。そして、この後Boogie Womanね。いやいやこの3曲にはやられちゃいますね。

そんなわけで、2nd setはとにかく Rock and Roll->Meatstick->Boogie Woman>って感じですが、1st setもなかなか良いのよね。まず、オープナーのKDFが素晴らしい。PHISHの四人がステージに現れて、ぐっと涙ぐんで、始まったこの曲。悪いわけないのよね。


 それから忘れてはいけないNellie Kaneブルグラナンバー。Eの〜さんと聞きたいねと言っていたブルグラナンバー。これも普通に良い。


 そして、1st set 中盤でひときわ気持ち良いのがRoses。この演奏は本当にとっても良い。コンパクトで聞きやすい。気持ち良い。


あと、隠れた名演、Roggaeのロングバージョン。(動画は長いのでナシ)

それからですね、PHISHのショウでは忘れてはならない人がいます。
クリス・クロダ。PHISHの照明係り。5人目のメンバー。
正直、00年の日本ツアーの時は照明のことは全く覚えていません。どうだったんだろ?クロダだったんだよね。Zepp Tokyoでのミラーボールはよく覚えてますけどね、それだけ。で、今回のゴージ、これは本当にやべぇ(笑)のよね。クソ演奏でも現地にいると照明のおかげでめちゃめちゃ楽しめるし、これほどPHISHの曲と演奏を知り尽くしている人は本人たち以外にはこの人しかいないでしょうね。
ゴージでもPHISHの音楽を聞いていたのかクロダのライトショウを見ていたのか、というくらい素晴らしいものでしたね(その後も何度もやられました)。ありがとうございます。

ショウの最後はLoving Cup。
この曲の生演奏としては、2003年のThe Rolling Stones@横浜アリーナで聞いたことがあるのですが、その日の俺音源をどうぞ(笑)。



そんなこんなで、初日のPHISHは個人的に00年以来11年ぶりのPHISHとなりました。09年のハンプトンで復活してから2年が過ぎていましたが、ハンプトンの3日間の音源を聞いて、「行かなきゃ」と思ったのがやっと実現した瞬間で、感動でした。PHISH3.0のポジティブな雰囲気があふれていて、あっという間のライブでした。

次回はゴージ2日目(旅3日目)です。
それにしも、ライブが終わってから、あのゴージの坂を登るの、キツイ(笑)。



















2 件のコメント:

  1. マニア本、つい最近旦那と見ていたところでした。
    セットリストの省略曲名が難しいよねって話してました。私はだんだん ショウの感想を省略してしまうようになってきたけれど(なかなか聞き直しながら書く余裕がなくて)、こうして曲ごとに感想が書いてあるのを読むのは楽しいね。

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  2. すごく印象に残った演奏もあるけど、こんな曲やってたんだも結構あります。文章で残すと振り返りやすいけど、帰ってすぐに書かなきゃダメですねー。この日はRoggaeがとても印象的でしたね。

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