2018年1月21日日曜日

3日目 会場中へ


リストバンドで優先入場してこのポジションに。Page Side。前から4−5人目くらい。近いです、とても。
ここで一緒にこのポジションまで来たJ&Mから注意事項。自分のポジションを確保するためにショウが始まるまで仰向けに寝て待つ。足を広げてとにかく自分の場所を広く確保すること。始まったらリストバンドを持っていない色んな人が 割り込んでくるから横に行くように促すようにと。このレール付近は顔見知りが多く、レールで記念撮影してたりとか、とにかく結束力がすごい。優先入場を仕切っていた女性もいるし。バンドも30年やっていると、いろんなローカルルールが蓄積されてくるのでしょうね。良い習慣もあれば悪しきものも出来上がってくる。

 PHISHの全公演を追っかけしているようなコアなPhanもたくさんいると思うのですが、そういう人たちの多くは チケットの入手から実際のショウまで、人脈やネットを駆使しながら、より良いポジションでショウを楽しむべく日々努力している。レールにいる人は、always same peopleだというのもあながち嘘ではないかもしれない。なので、ステージの前から五人ぐらいまでのエリアにおいては、リストバンドをしているかどうかが非常に重要になってくる。これは裏返してみると、非常に排他的なエリアだということだ。自分たちは朝早く並んでこのポジションで楽しむ権利を得ているので、そうでない人にはその権利はないから、たとえスペースがあったとしてもこの場所には絶対に入って欲しくない、というか入れさせない。しかし、リストバンドを持っていない人からすれば、GA(自由席)なわけだからどこで見ても自由だろってことになる。だからしばしばレール付近で小競り合いがあったり、セキュリティーが呼ばれたりする。この日も、途中からどんどん人が入ってきたけど、僕の数名隣にいた、若干強面のお兄さんが「あっちに行くように」といちいち促していた。それでもその場にとどまる人もいて、そういう人にはかなり強く言って横の方に追いやっていました。結構ガチガチな感じで入れさせないので、まぁ、もう少し寛容さがあっても良いのではないかなぁ、とは思いました。僕はJ&Sから借りた大きめのバスタオルを引いて場所を確保していて、数名隣にきたけどあまり気にならず楽しめました。また、レール付近には女性が結構多く、僕の前の数名の人たちがあまり背が高くないというのもありステージが大変よく見えました。

この日 レール付近であった出来事
・J&Sは最初同じところにいたのですが、ショウが始まる前にMike sideの前の方に移動して行った。コネがあって場所をシェアしてもらったのでしょう。
・わかっていながら入ってくる人。不思議ちゃんをよそおった(笑)女の子。いつの間にかここに来ちゃったという程で居座る。かなり強い感じで何度も注意されたけど、なかなか動かなかった。
・隣で一緒に踊ってたミリガン。レールのしかもど真ん中の女性に代わってもらい1st setの最後の数曲をそこで鑑賞。後ろから見ていたのですが、めちゃ踊ってた(笑)!それがすごくサマになってて、なんだかこちらも楽しくなってしまった。
・レール付近ではアルコールを飲んでいる人があまりいなかった。素面で踊りまくって、水を飲んでいる人が多かった印象。僕も素面で水だけ持って行っていたのですが、もう少し水を持って行けば良かったかなというくらい喉が渇きました。
・3日間ともwebcastでネット中継していて、特にこの日は視聴が無料だったのですが、ステージど真ん中の前に終始いるビデオカメラを抱えたお兄さん。トレイだけをずーと撮っているのですが、これってかなり鬱陶しいのねww。どいてくれよ、見えねぇし(笑)。
・リストバンドの整理番号が僕のひとつ後ろの彼。入場も僕の後だった彼ですが、1st setの途中でセキュリティーに連れて行かれて退場。その後、2nd setが始まる前に復帰してきた。なぜだかレールの端っこの方に。
・場所を確保するためのレジャーシートや、自分のエリアの線引きのためのバッグとか 軽装ではなく色々ポジションを確保し続けるものが必要。

ところで、このエリアは音の聞こえ方が他の場所と全然違いました。初日に見たポジションもそれなりに前の方だったのですが、そこと比べても全くと言っていいほど違いました。音圧はめちゃくちゃあるのですが、すごくやわらくてクリアーで聴きやすい。うーん、正直ここで聴いちゃうとスタンドでは聞けなくなっちゃうかなぁ。それぐらい素晴らしい音でした。ちなみにスタンドは音的には厳しいけど照明の全体像が見られるので、それはそれでもちろん価値はあります。2014年のヴェガスの時、ハロウィンのショウはスタンドだったのですが、照明を含めたショウの全体像がつかめて凄く楽しめました。あとは個人の価値観の問題なので、ステージに近ければそれが最上だというわけではないし、いろんな楽しみ方がありますよね、PHISHは。

オープナーはBaffalo Bill。なんだか、必死にDATテープを集めてい頃を思い出してしまいました。初めて聞いたPageのソロ曲Most Events Aren't Plannedは全然知らない曲だったのですが、ナイスなJAMになりました。マニアックすぎますね、この曲。Baker's Dozenで1回演奏されているだけ。1stセットのクローザーがGinなのは実は全然覚えていません(笑)。2ndはBest!特に後半。Also Sprach Zarathustra>Possum>Suzyは、もう何回聞いたかわからないPHISHクラッシックって感じ。PossumもSuzyももう聞きたくないよー、と思っていたのですが、これがとにかく非常に良い。90年代の半ばの演奏とは勢いは全然違うけど、でも、これが本当に良いのね。今の演奏もすごく良いのですよ。PossumやSuzyを20数年前のように早いテンポで演奏することは、技術的には今のPHISHでも全然可能だと思うのです。しかし、2003年に「自分たちのコピーバンドにはなりたくない」として解散宣言をしたPHISH。古い曲も常に新しいアプローチで演奏する(練習する)ことで、また次のショウに行きたい、今のPHISHの音を確認したいという気持ちにさせてくれるのだと思います。「今」のPHISHの確認。これは行かなきゃわからない。 テープやダウンロードでは全然わからない。今回の旅の一つの目的が達成されました。

2017/09/03

SET1:Buffalo Bill,The Moma Dance,Birds of a Feather,Sugar Shack,Most Events Aren't Planned,Back on the Train,Leaves,The Wedge,46Days,Bathtub Gin
SET2:Down with Disease>Light->Rise/Come Together>Piper>Meatstick,Also Sprach Zarathustra>Possum>Suzy Greenberg
Encore:Waste>First Tube

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